社会の変化は、一人の小さな一歩からはじまる。 M・A UGG Team Lead
ファッション業界の表と裏を知る。
UGGに入社する前にもアルバイトで2社ほどアパレルの現場にいました。純粋に接客が楽しくてこのままこの業界に身を置こうと思っていたのですが、“THE TRUE COST’’というドキュメンタリー映画を観たことで考えがガラリと変わりました。利益を追求するためにいかに早く製造し安価で提供するか。企業の経営戦略のひとつの選択肢だとは思うのですが、性急な大量生産の陰で地球や人がどれだけ犠牲になっているかを目の当たりにして言葉を失いました。何かしなければ。私がアパレル業界に関わることで、少しでも過酷な労働環境や地球環境への負荷を減らすことができたなら。その2つの思いが交差しUGGへ入社しました。アメリカに本社を構えるデッカーズは、設立当初から「社会貢献」が企業のDNAにあると明言しています。企業活動の一部に地球環境との共存が組み込まれているんです。働くメンバーに対する福利厚生も手厚く、プライベートを尊重する文化が育まれています。UGGを通じてしっかり社会に価値を還元できる人間になりたいと強く思います。
UGGを退職。社会課題への取り組みが先進国のドイツへ。
UGGで働きながら、世界のあちこちにある社会問題について実際に肌で感じたい!という欲求が大きくなり、その先進国であるドイツへの留学を決めました。当時の上司は「応援したい」と私の意志を支持してくれました。UGGでの成長だけでなく、人としての成長にも背中を押してくれる素晴らしい職場だと感じました。ドイツでは人生初のデモに参加したり、人種や国籍、宗教、ジェンダーも性的指向も関係なく多様性を受け入れる寛容さを実感し、日々刺激に包まれていました。ただ、私と同世代の人たちが本気で社会をよくしようと活動している中で、自分の知識が追いついてないということが思い知らされました。友だち同士で集まっても議論になることが多く、過去の戦争から社会問題と多岐に渡り、私にもっと知識があれば、と本当に悔しかった。答えのない問題だからこそ「私はこう思う」という意見を持つことが重要だと感じ、そのためには知識が必要なんだということを痛感する大きな経験となりました。
再びUGGの一員として、地球の一員として。
会社の目指す方向と私が進みたい未来は同じ方向ですから、帰国後UGGへの再入社したことは必然だったと思っています。快く迎え入れてくれた上司や会社に感謝しかありません。ドイツでの学びをもっと深めたくて、これから4年制の通信制大学で社会学、ジェンダー論を学ぶ予定です。このチャレンジを今の上司は応援してくれています。学んだことのすべてが、UGGでの接客やチームワークに活かされていると思っています。私たちの店舗は、日本橋三越の婦人服売り場の一角にあることもあって商品の売り方が難しい。お客様は百貨店を贔屓にしてお越しの方が多く、接客中には「若い人が履くものでしょ」とか「モデルさんが履いてるから似合うんでしょ」といったお声をよく頂戴します。そんな時は、「ファッションは自分自身が楽しむもの、ご自身が好きなものを履いていいんですよ!」と自信を持っておすすめしています。お客様が不安を感じていることは、気持ちに寄り添ってひとつひとつ解消しています。また、ヴィーガンの方や環境問題への意識の高い方も多く、石油を使っていない商品のエシカルな点を含め、UGGの社会への取り組みなどもお伝えしています。その時は購入されなくても、次の機会に購入してくださったり、長期的に信頼関係を築けたらという意識でコミュニケーションしています。そんなUGGの一員としてキャリアアップを目指しながら社会問題解決の一助になれたらと思います。何かを変えるのはとても時間がかかりますが、一人の小さな行動がたくさん集まれば、いつか大きな力になると信じています。
お気に入りの一足
「MAXI SLIDE」です。まず、デザインの大胆さに一目惚れしました。ドーナツみたいな可愛らしい見た目でありながらその中にも強さがある。高さが6cmもあるので歩きづらそうって思ったのですがクッションが効いていてリラックス性が高く、とてもラクなので重宝しています。
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